2023年3月に統計調査士に初受験で合格しました。
試験結果
70点で合格のところ87点でした。
統計の基本 100%
公的統計調査の実務 83%
統計の見方と利用 83%
合格に至るまでの勉強方法
勉強期間約1ヶ月、総勉強時間は15-20時間程度です。
勉強に使った教材は2つです。
- 公式テキスト
- 過去問題集
公式テキストと過去問題集の使い方
1.2.はセットです。
まず過去問題集を解きます。最初は5割くらいしか解けないと思いますが、それで大丈夫です。
解けなかったところ、あるいは合っていても正解の理由を自分の言葉で説明できないときには付箋をつけておき、解答解説を読み込みます。
解説がしっかりとしている部類の問題集ですが、もし解説で不足感があったら、公式テキストの書いてあるページを参照し理解を深めます。私は読むだけだと知識が定着しにくいので、ノートに解説を自分の言葉で噛み砕いたりして覚えました。
過去3回分解き終わったら、2週目に入ります。2週目以降は付箋のついた問題だけやればいいです。(当てずっぽうではなく理由つきで)解けるようになったら付箋を外します。
それを何度も、付箋がなくなるまで問題集と公式テキストを行ったり来たりします。これに15時間くらいかけました。
基本これで合格ボーダーには達せられると思います。
合格への近道
本資格試験の合格点は70点、問題数は30問なので、21問正解すればよいです。
そのため合格が目標であれば、落としてはならない設問を確実に取りに行く、という戦略も有効です。
例えば、「次のうち、基幹統計ではないものを1つ選べ」みたいな暗記が物を言う設問は捨ててもいいと思います。50以上ある基幹統計を全部覚えるのは得策ではないので。
その代わり、手順を覚えれば正解に至れる以下のような設問を確実に得点できるように対策すべきです。(電卓持ち込み可能)
- 量的変数と質的変数の分類
- 散布図や箱ひげ図・ヒストグラムなどの読み方
- 平均値や中央値の読み方
- ローレンツ曲線
- 寄与度の算出方法
最後に
どの試験もそうですが、基本は過去問で頻出のテーマやキーワード、設問形式に慣れることが最も合格への近道です。
そして合格ラインを目指すだけなら、手順を覚えれば正解に至れる設問を確実に得点できるような対策をおすすめします。
これから受験される方の合格を祈っています。