プレゼン資料作成に参考にしたい決算説明資料5選

仕事

村上醍醐です。

サラリーマンをしていると、プレゼン資料作成の機会がしばしば訪れます。

元々センスがある人はいいのですが、私はそういうセンスが残念ながらありません。

なので、他者の資料の良いところを参考にしながら作成しています。

実は 決算説明資料 は「株主に業績の報告・説明」をするための資料なので、仕事柄とても参考にしています。

今回は数ある上場企業の決算説明資料から、マテリアルがきれいでメッセージが伝わりやすいよくできたものをいくつかご紹介します。

サイバーエージェント

2019年9月期第3四半期 決算説明会資料

f:id:murakamidaigo:20190920151246p:plain
f:id:murakamidaigo:20190920151438p:plain

「見やすい」。これに尽きます。

強調すべきところはフォントの色やサイズを効果的に変える ことで端的に大事なメッセージとして伝えています。

また、メッセージは体言止めにするなど、各所で余計な要素を省くことで、全体がシンプルになり見やすくなっています。

色使いでも、コーポレートカラーを効果的に用いたり、トーンマナーにも気を遣っていることが伝わってきます。

ソフトバンク

2020年3月期 第1四半期 決算説明会 プレゼンテーション資料

f:id:murakamidaigo:20190920151958p:plain
f:id:murakamidaigo:20190920152123p:plain

「さすが」という感じ。

伝えるメッセージが明確 で、各ページで言いたいことはパッと見ただけで大体わかります。

グラフは、グレーアウトを上手く使って 見るべきポイントを 右脳的 に訴えかけてきます。

ぜひお手本にしたいマテリアルです。

メルカリ

FY2019.6 4Q 決算説明会資料

f:id:murakamidaigo:20190920152646p:plain
f:id:murakamidaigo:20190920153009p:plain

全体的に「シンプル」で同じような構図でも、ソフトバンクが写真素材を効果的に使っているのに対し、メルカリはマテリアル自体をシンプルに表現しています。

カラーバリエーションも最小限です。

別なスライドでは、写真素材を使っているので、要所要所で 意図を持って使い分け ている印象です。

GMOペパボ

2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 (2.54MB)

f:id:murakamidaigo:20190920153727p:plain
f:id:murakamidaigo:20190920161359p:plain

色のトーンルールがしっかりしていて、グレーアウトも上手く使っている印象です。

細かいですが、各マテリアルの配置(縦横の揃え)がしっかりしている ので、全体として整って見えます。

ただ一点、個人的にはもう少しフォントサイズを大きくしてもいいかなと感じます。

サイボウズ

2018年事業説明会 配布資料(49,305KB)

f:id:murakamidaigo:20190920153336p:plain
f:id:murakamidaigo:20190920153421p:plain

フォントの使い方が巧いと思います。

グレーアウトや、サイズ、色を意図を持って使い分けています。

また2枚目の通り、インフォグラフィックも効果的に使っています。

わかりやすい資料の共通点

上記を見てもわかるとおり、理解しやすいプレゼン資料は以下のような共通点があります。

  • 読みやすいフォント
  • 強調したい箇所は赤字・大きなフォント
  • 消せないが目立たせないパーツはグレーアウト
  • 1スライドに伝えたいメッセージは最低限に
  • メッセージは体言止めでシンプルに
  • カラーリングは最小限に
  • パーツの整然な配置

自分でプレゼン資料を作るときには上記ポイントを意識したいものです。

他にもあれば、随時紹介したいと思います。

タイトルとURLをコピーしました